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~ みさき公園へ行ったよ ~
 先日、家族そろって遊園地に行った。 本当は去年の冬の初めに家族で出掛ける約束をしたんだけど妻が緊急入院してしまい、真冬に突入。その後は私も忙しかった。
今回の行楽は随分前から予定を立てていた。土日は私が忙しく休むのが難しいので、チビらが通う小学校の卒業式の日を狙って行楽の予定を組んだ。
予定日の直前に知人の訃報を知り、お通やと告別式に参列し代表焼香したのは行楽の前日。訃報の知らせを受けた時はどうなるかと想ったけど、なんとか家族そろって遊園地に出掛ける事が出来た。
当日は快晴! 妻が作ってくれた家族5人分の弁当と水筒を大切に持って、車で1時間ほど走った処にあるみさき公園に行った。前日は曇りで肌寒く、行楽の翌日は大雨であった。何と運に恵まれた行楽であろうか。
 みさき公園に行くのは40年振りかな・・・ 私が小学生1年か2年生の時に連れて行ってもらった。 
家庭にお金を入れず仕事と遊びに明け暮れ、母や我々子供に暴力を振るい何度も病院送りにしたり、子供の名義で3千万以上の借金を作り私に背負わせ、支払いもしない憎き父親。そんな親父が40年前に家族を遊園地に連れて行ってくれたんだな。 
私は今でも父親を許せない。一生許せないと想う。 子供時代は極度の貧困状態。生活は母方の祖父や親戚にかなり援助してもらった。 毎日、母や妹に暴力を振るい、私に背負わされた借金が消えるまで17年も掛かった。
そんな糞親父でも子供を愛していたって事なんだろうか・・・ どうでもよい家族なら遊園地になんて連れていってくれない。 40年前のあの時、みさき公園で喜ぶ我々子供の姿を見て親父はどう想っていたのだろうか。
ふと、想った・・・・・

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 イルカショーを観たよ! 開演の前にO太♪が水槽の淵を散歩。
歩いているO太♪に興味を示したイルカがO太♪に挨拶してくれてるよ
みさき公園に着くと子供達は凄く興奮していた! 特に長女のチー仔♪は凄く喜んでくれた。『本当にパパと一緒に遊べるの!?』 家族で初めて出掛ける遊園地。無心にはしゃぐ子供の表情を見てるだけで私は嬉しくて堪らない。
みさき公園では先ず動物園を観る事にした。それぞれの動物を食い入る様に観て感じた。普通ならたいして珍しくもない種類の動物であるが、子供達の視点で観る動物たちへの感想は独創的で、おかげで私も違ったアプローチで動物を観る事ができて、とても新鮮であった。普通のシマウマ、日本猿・・・ みんな興味深く、そして可愛かった
イルカショーには驚かされた・・・
とても小さなプール、平日だと云うのもあるがスッカラカンな客席。 ローカルで古い遊園地のイルカショーなんて子供騙しほどにしか考えていなかったが、ショーが始まった瞬間に子供達だけでは無く私自身も子供の如く大はしゃぎで拍手していた。
何と素晴らしいショーなんだろう! こんな小さなプールで白浜アドベンチャーワールドのイルカショーに引けを取らない見事なイルカショー!
もう、このイルカショーだけで大満足したくらいだよ~

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 メリーゴーランドで遊ぶ子供達
午前中は沢山の動物とイルカショーを堪能し、お昼は遊園地内の芝生に座ってお楽しみのお弁当を食べた。 昼食前にO太♪がまた下手を打った・・・ はしゃいで走り回る子供達に何度も注意したが、子供達は嬉しくて仕方がないのか、ついつい走ってしまう。 特にO太♪は、お前歩く事が出来ないのか!?と云うほど走ってばっかし。云わんこっちゃない、足を取られて勢いよく転んでしまい、手の甲を擦り剥いた 派手に転んだ事と擦り剥いた手の傷にショックを受けて、O太♪は『ヒィィ!』と大泣きして、おまけにブチ切れ・・・! 大切に握り締めていたみさき公園の地図を破いて捨ててしまい『おーた、毎日ぜったい一回こける!もうゴハンいらん! もう帰る!ヒィィィー!』と泣き叫ぶ・・・ こんなO太♪に、妻は呆れて『じゃあO太だけ帰り・・・』と冷たくあしらう。 私も本来なら、こんな情けない息子には一喝するところだけど、滅多と出来ない家族サービス。大切な家族との行楽だから、敢えて甘やかして、本当はお腹が空いてる筈なのにギュッと口を閉じたO太♪の口に美味しそうなお弁当のウインナーを押し付けて食べさせてあげた。O太♪はちっぽけな意地を張りながらも結局は妻が作ってくれた美味しいお弁当を食べて上機嫌 
ちょうど弁当を食べてる芝生の横にはメリーゴーランド! 『お昼を食べたら、みんなでメリーゴーランドに乗ろう!』と云ったらチビ達は好奇心に目を輝かせていたよ
初めてのメリーゴーランドに乗る子供達の興奮に満ちた表情にはシャッターを押す私の顔もほころぶよ
回るメリーゴーランドの写真を撮るのは難しかった・・・ もうひとつ云えば、重たい荷物・・・ お弁当を平らげて、水筒のお茶もたくさん飲んだ筈なのにリュックサックが全然軽くならない・・・・・
妻は『私が(荷物を)持つから!せっかくのお休みなのに重たいもの持たせたら悪いからっ』と常に気を使ってくれたが、こんな重いものを妻に持たせる訳にはいかない! 俺は頑張ったYO!

ところで、何でこんなに重たかったんだろうか・・・・・???

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1957年みさき公園開園以来走り続ける西日本最古のジェットコースター。
『海が見えるジェットコースター』と謳われていた。私はこのジェットコースターに乗るのは初めて。臆病者の私は高い所やジェットコースターの様なスピードが出るものが怖くて、小さな頃から一度もジェットコースターの類で遊んだ事が無い。
長女のチーコ♪が『乗りたい!』と切望していたので乗ってみた!
みさき公園の乗り物は小さな子供メインに設定しているので3歳以上なら乗れるものばかり。チー仔♪とO太♪は『ワーワー、キャーキャー』云って大喜びしてたYO!
それでも私はまあまあ怖かった・・・ でも『海が見えるジェットコースター』は怖いながらも愉しかった。丘陵地に敷かれたレールは木々のトンネルを抜け、大阪湾の美しい海を見渡せる。また乗りたい・・・・・

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 チーコ♪はやっぱりお姉ちゃん。 常にP-仔♪を見て、手を繋いであげてた。
O太♪は妹のP-仔♪の面倒なんて一切見ないで自分の欲望にまっしぐら・・・
チーコ♪は遊園地に来れた事を素直に喜んでいたが、それ以上に『パパと一緒に遊びに来れた』事が嬉しかった様であった。 普段から、ついつい末っ子のP-仔♪と悪くてバカなO太♪に関心が偏ってしまいがちで、素直で大人しいチーコ♪を後回しになってしまいがち・・・ この可愛らしい私のチーコ♪との時間を増やしたいし、増やさなければ!

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 チェーンタワーに乗るチーコ♪とO太♪
うわぁ、こんな怖いのによく乗るよなぁ・・・ 私自身は怖くて乗れないんだけどチビ達は興味深々で、乗って大喜びしてたよ・・・
他にたくさん乗ったよ。 ゴーカート・急流滑り・ワイルドマウス(ミニ・ジェットコースター)・チャイルドコースター・・・etc. ほぼ全ての乗り物が3歳からOKなんだけど、私は全てが怖かった。急流滑り・ワイルドマウス(ミニ・ジェットコースター)は末っ子のP-仔♪も乗ったよ。急流滑りはP-仔♪無反応だった・・・怖く無かったのかなあ? ワイルドマウス(ミニ・ジェットコースター)では動き出した瞬間からP-仔♪が小さな声で『怖いよ・・・怖いよ…』と終始泣く訳でも無く、呪文を唱える様に呟いていて可哀想だった 私も実はこのワイルドマウスが一番怖かった・・・・・

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 パンダ(1回200円)に乗るP-仔♪ 可愛かったなあ・・・
200円入れると園内を自由に移動できる。やっぱりP-仔♪にはこんなのが一番良かったんだろうね。
この頃には私はもうグロッキー・・・・・ まさかみさき公園がこんなに広くて丘陵地だったとは知らなかった(憶えてなかった)・・・・・ 広大な園内を段取り良く順番に遊ぶつもりだったけど、『アレが良い! アレしたい!』と言い出して、行ったり来たり・・・・・ チビ達は我慢してたけど、後でやっぱり乗りたいといった感じが解ったので、今日は何でもしてやろうと頑張った。しかも背広に革靴・・・家族孝行素人だよなあ、私は・・・・・
やっとチビどもが満足したかと想ったら、最後にもう一回動物園を回ると言い出した・・・
私も妻も頑張ったよ! 子供達は大満足で帰りの車でスパチカネンネ~

みんなの喜ぶ顔が見れて最高に愉しかったよ また来ようね


イメージ 8 地元に戻って晩ご飯~ 
美味しいものをたくさん食べたよ! 




ひこうき雲 - 荒井由実(松任谷由実)
映画『風立ちぬ』の曲
私が好きで聴いてるのを子供達が憶えてよく歌っている。
悲しい詩だけど素敵な曲。私の大好きな曲。

『風立ちぬ』予告編特別フィルム
宮崎駿の最後の作品