
Nepenthes ventricosa x ephippiata / Exotica Plants と麗しのチーコ♪
今日は隣町の方から接待の招待を戴いてたが先日より体調を崩してしまい出席出来なくなってしまった。
家で寝るしかないのでブログを書こうと想う。
次に書く時はビカクシダの栽培記録か、佐野先生の BIGCHAP ALEN への熱い想いを書きたいと想っていた。
でも今回はネペンテスの栽培記録を付ける事にした。
最近ネペンテスの事を書くのが面倒臭いなぁと想っているのだが未だ記録を付けていない種類が数多くある。
苗が成熟してしまってからでは栽培記録としての面白味がなくなってしまうので仕方なく。
家で寝るしかないのでブログを書こうと想う。
次に書く時はビカクシダの栽培記録か、佐野先生の BIGCHAP ALEN への熱い想いを書きたいと想っていた。
でも今回はネペンテスの栽培記録を付ける事にした。
最近ネペンテスの事を書くのが面倒臭いなぁと想っているのだが未だ記録を付けていない種類が数多くある。
苗が成熟してしまってからでは栽培記録としての面白味がなくなってしまうので仕方なく。

2010年 去年10月の袋
何時だったか忘れたが Exotica Plants から N.ventricosa x ephippiata と N.truncata x ephippiata がリリースされた。
今まで N.ephippiata の交配種は無かったので面白いと想って本種を選んだ。
N.ephippiata は歪な袋に何と云ってもあの巨大なドーム型の蓋が魅力な原種。 そして N.ventricosa を片親に持つ交配種に間違いは無い。
本種の袋は鮮やかで魅力的な袋だ。 Exotica Plants のリストには『 Should be amazing ! 』とある。
下位袋の状態で既に N.ephippiata の蓋の特徴が出ているが両種の魅力がマイルドに受け継がれ毒々しさが足らない。
今後、この交配種が成熟しどんな風な上位袋に成るのか見届けたいと想う。

2010年 去年10月の草姿
記憶が曖昧だが確かSサイズで輸入したと想う。 しかし暴力的な成長速度でグングン大きく成る。
N.ventricosa は並の交配種なんかよりもウンと成長の速い原種。 そして高山性種と云え N.ephippiata の成長速度もかなり速い。 この両種のハイブリットなんだから爆発的な成長速度は頷ける。

2011年 今年4月の袋
温室新築の為に約1ヶ月間屋外に吊るしていた。 今年の4月はとても寒く関西では朝方2℃迄冷え込んでいた。
当然、湿度は10%を切っていたが小ぶりでも袋を付けてくれた。
やはり N.ventricosa の血筋か、湿度なんて無くとも陽に当てていれば充分な袋を付けてくれる。

2011年 今年7月 袋は満作
昔は栽培場に恵まれず、全く陽の入らない場所でネペンテスを作るしか無かった。
其れでも沢山の照明を点等して充分なルクスを照射していたので大体のネペンテスは袋を付けてくれた。
しかし照度が幾らあってもケルビン数の低い光では N.ventricosa を始めとする近縁種、交配種は袋を付けてくれなかった。

2011年 今年7月の植物体
兎に角バカスカ成長する。 本種は根からの水分摂取をあまり行わない様だ。 カリカリに乾かして育成している。
一緒に写っているチーコ♪が小さくて可愛い~♪
出産で里帰りしている妻の実家で風邪をひいて寝込んでいる様だ。 チーコ♪可哀相に、ちゃんと薬を飲んで寝ているんだよ。

本種のステムのディティール
葉柄にフリルが入る面白い茎。 N.ventricosa の葉柄にはこの様なフリルは無い。
N.ephippiata からの遺伝か? 未だ大きくした事が無いから判らない。

蓋を開いたばかりの袋は鮮やかな黄色味が可愛らしく唇のストライプが美しい。
↓ 約1ヵ月後 ↓

1ヶ月ほど経つと黄色味が無くなり唇が深紅に染まる。
是から晩秋~初夏に付く袋は赤味が強く鮮やかだが、夏場の袋は色が跳んでしまい味気無いな。

今年8月末
ポコポコと袋を付ける中に細霧ノズルから噴射した水がなみなみと溜まり、鉢が途轍もなく重いxxx

現在の草姿
最近ステムの節間が広がり始めた。 ネペンテスが徒長を始めると今迄とは比べ物にならない速さで成長速度が増し手に負えなくなるが、本種の完全な上位袋がどんなものか愉しみである。


最新の袋
袋の胴体が尻つぼみになり、袋の蔓が側面から完全に後方へと変った。 上位袋への移行が始まったのか?
この後どんな上位袋が付くのか愉しみだが、例え N.ephippiata の特徴である巨大なドーム型の蓋に成らなかったとしても諦めてはいけない。 ネペンテスは実生してから成熟した個体が残念な袋を付けたとしても次の脇芽では元株より立派な袋を付ける。 そして更に次に出た脇芽ではもっと素晴らしい袋を付ける。
この様な事はネペンテスの形質なのか、或は時間の経過による根の充実なのか。。。
兎に角、ネペンテス作りにおいて重要なのは忍耐である。
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