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Nepenthes tenuis - clone / WISTUBA Exotische Pflanzen

久ぶりのウツボカズラ栽培品の栽培記録。 
私は育てている植物の成長過程をブログで描く事が愉しい。でも色々あって、ネペンテスのブログ記事を他人に見せるのが嫌になってしまった。
この件についてマニアの仲間や先輩達、ファンからも励まして戴いた。
『中村クン、君はブログを書かなければならない。毅然とした態度であれ』と云うニュアンスの励ましが多かったYO
そうか、まあいいや。嫌な事は忘れて大好きな栽培品の栽培記録をまた書こう。
コメント欄を閉鎖すれば嫌なものを見なくていいし、栽培情報も教えてやらないYO!
でもアンチマニアの奴は私のブログを読まないで頂きたい。 見るなYOー
そんな訳で今回はN.tenuisの栽培記録。
もう5年程前に導入したのに初めての栽培記録になるYO・・・・・


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 30th.May.2012 N.tenuis - clone / WISTUBA Exotische Pflanzen
導入後約2年ほど経っているのに全然栽れていない様子
本種は1950年代に発見されていたが未記載のままで、その後2002年に新種登録された原種である。スマトラ島西部の標高1,000m程の地帯で自生が確認されている。
故に多少の高温には耐性があり、逆に冷やし過ぎてしまうと成長が緩慢になる。 
本種は丸くコロコロした捕虫嚢の姿が可愛らしく人気の高いウツボカズラであるが、2010年辺りまで入手不可に近く、一般には流通しなかった。発売元の Wistuba氏が一般販売を行っておらず、ある条件を満たしていないと本種を分譲してくれなかった。私は先輩の御力添えで2010年に漸く本種を入手する事が叶った。
 実は本種の栽培は比較的に容易であり成長がとても早い。入手後に早い速度で成長したので管理を怠り水浸しのまま何年も放置していたら根を傷めてしまい生育が緩慢になり何年も株の大きさが止まったままになってしまった


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 6th.Sep.2014 N.tenuis - clone / WISTUBA Exotische Pflanzen
こりゃ駄目だと想いながらも忙しさに感けて放置していたが、去年の3月に病気で仕事を休んでいた時に時間の余裕が出来たので植替えを行ったら一気に復活して成長を再開した。
砂利から引き抜き腐った根を切除して地下部の茎に少し傷を入れてやりミズゴケ単植えに切り替えた。地下部の茎に傷を入れると云うのは、茎地下部の木質化した部分を少し剥ぎ取り新たに根を発根させる部分を作り植物体の活性を上げる方法である。
温室内にシャワーが掛からない部分を作り其処で用土の過湿を好まないスマトラ系高山種を管理する事にした。
植替えを行った去年3月の草姿は2枚目画像と変化が無かったのに、植替え後僅か半年程でこれだけ成長した。 やはり本種は強靭である。
当方には今回の様に栽培の容易さ故に私の怠慢で根を傷めてしまい成長が緩慢になってしまった鉢が沢山ある。


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 28th.Feb.2015 N.tenuis - clone / WISTUBA Exotische Pflanzen
2月になると少しずつ温室に陽が入る様になって来た。まだ入り込む陽は1日の内で30分にも満たないが、そんな中でまだ冬眠中のネペンテスを差し置いて本種は僅かな陽の光で逸早く成長を開始させる。
なんて丈夫な原種なんだろうか。基本的にスマトラ系高山種は成長が早いものが多いが、その中でも本種が一番タフなのではないだろうか。私は自生地を見た事が無いが海抜1,000m程の地帯に自生しているとされる本種は準高山種として扱え育成が簡単なのかもしれない。 但し用土の過湿にはご用心


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 28th.Feb.2015 N.tenuis - clone / WISTUBA Exotische Pflanzen
コロコロした可愛い捕虫嚢 この可愛い袋にどれだけ憧れたものか・・・・・
実物はもっともっと可愛いYO~


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 The pitcher on the left is Wistuba's clone, and rightmost is Christian Klein's.
どれも同じ様に見えるN.tenuisであるが実はちゃんと個体差があり、Wistuba氏が本種を初売りしたものを維持している栽培家の処ではそれぞれ違った個体がある。
画像左側のものがWistuba氏のクローンであり右側のものChristian Klein氏の由来である。 Wistuba氏のN.tenuisはこれから本調子になりどんな袋を作るのか分からないがKlein氏のものは割りと鮮やかで美しい袋だと想う(下記画像参照)。 
因みにKlein氏のN.tenuisは長く徒長し現在のものは脇芽更新した苗。徒長したステムから一昨年6本程の挿し穂を作ったが、その年の真夏に温室を蒸らせてしまい全てロストしてしまった
Klein氏のN.tenuisも一度も栽培記録を付けた事が無いが小さな苗でも2年もあれば徒長し成熟するのだから記録なんて取る気になれない。 


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 31th.Nov.2013 N.tenuis / Christian Klein
Christian Klein氏由来のN.tenuis 2013年暮れの撮影になる。
真冬になり日照がなくなっても捕虫嚢を着け続けてくれた。 美しい袋
この茎をばらして6本を挿し木にしたが全滅・・・・・


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 28th.Feb.2015 N.tenuis - clone / WISTUBA Exotische Pflanzen
3月中旬になるとほぼ全日照になる。この夏には1m位延びるだろうな。
どんな捕虫嚢を着けるのか愉しみ~





~O太♪の誕生日~
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O太♪が6才になったYO
お誕生日おめでとう
小さい頃は寡黙で心配だったけど
今は普通に友達がいてみんなと仲良く遊べている様子。
この春から小学生になるね。
ワクワクするね。ドキドキするね!
これからも中村家に沢山の笑いをちょうだいね