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Platycerium coronarium f.Chanthaburi
 
 
 今日は朝からチーコ♪とP-仔♪を連れて近所のコンビにへ簡単な現場調査に行った。 コンビニのご主人と奥様から子供達にアイスクリームを戴いてしまった。 ありがとうございます。
午後から完全なオフ。 今日は午後から園芸を愉しもうと想ったが、結局ずっと寝てしまった。 
あ~・ゆっくりしたなぁ~・・・・・
8月は昼も夜も仮眠を取りながら無休で仕事して、気が付いたら9月も中旬か~・・・
そんな感じであるから家族との想い出も殆ど無いのだが、この夏に長女のチーコ♪を初めて本気でぶってしまった事が深く心に突き刺さっている。
仕事中に妻から連絡がり、子供達が階段で何時もの小競り合いを始め長女のチーコ♪が弟のO太♪を階段から突き落としたというのだ。 
私は帰宅してからチーコ♪を座らせ何故そんな事をしたのか問い詰めた。
幸いO太♪は大事に至らなかったが間違いで死んでいたかもしれない。 はずみでしでかした事であっても許される事ではない。 身をもってその痛さと恐怖を受けさせる為に泣き叫ぶチーコ♪を抱かかえ階段に登った。
チーコ♪は泣き叫びながら階段の手摺を掴んで離さない。 やったらそれ以上の罰を受けなければならないと云うのが私の信念であるが流石に小さな愛娘を階段から突き落とすなんて出来る訳がない。
再びチーコ♪を座らせ、今味わった恐怖とともに自分がした事を認識させ、最期にチーコ♪の頬をきつくぶった。
打たれたチーコ♪は一瞬ビックリして大泣きした。  まさかパパが私を打つなんて・・・・・
私がチーコ♪を打つのは初めての事である。
その晩、私の心はとても痛んだが、チーコ♪は私にぶたれた事を一生忘れないんだろうな・・・・・
 
 
 
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P.coronarium f.Chanthaburi / I Love Fern Shop
 
 さて今回はプラチセリウム・コロナリウムのチャンタブリ産の栽培記録を付けるとする。
P.coronarium はタイ南部からカンボジア、フィリピン、マレーシアのほぼ全域に広範囲に分布していて地域変異体や個体差が大きい。 
今回の個体はタイ南部、カンボジアのお隣チャンタブリ原産のものである。
チャンタブリ産のコロナリウム最大の特徴は長く垂下がる実葉が折れ曲がりながら伸びる事である。
しかし実際、チャンタブリ産のコロナリウム全ての実葉が折れ曲がった実葉を伸ばしているのかは疑問である。
タイのナーセリー I Love Fern Shop の Wanna Pinjipaitoon姫様曰く、『 チャンタブリのコロナリウムで実葉が真っ直ぐなのを見たことない 』 らしい。 まぁ、Wanna姫はチャンタブリ在住なので信憑性は高いが。
とにかく実葉が折れ曲がって伸びるものを我々は f.Chanthaburi と呼称している。
 
 
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 2013年4月7日 P.coronarium f.Chanthaburi の折れ曲がった実葉とチーコ♪
 
ちょっと傷んだ葉が汚らしいが、本種の実葉はこんな感じ。 本個体はタイの I Love Fern Shop にチャンタブリ産の激しくクネクネした個体を求めたところ、Wanna姫から沢山の画像を送って戴き、その中で一番曲がりがきつい個体を選別して輸入したもの。
 
 
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 2013年4月7日 下から煽りで見てみる。 
 
凄い迫力である。 が、貯水葉は痛みお世辞にも本種の種小名である【王冠】には程遠い。
また15cm程ある巨大な胞子パッチも役目を終え枯れて切除しているのでどうも締まらん草姿であるね。
草体は超巨大で乾いた状態でも重さ25kgはある。 たっぷり潅水すると50kg近くになり温室のフレームがミシミシと悲鳴を上げる。
 
 
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 2013年9月14日 本日の草姿
 
古い実葉は全て抜け落ち、貯水葉も新しいものへと入れ替わった。 コアからは新しい実葉が伸びて来た!
本種を国内で栽培するのは意外と難しい。 本種を駄目にする人の殆どが根腐れで駄目にしているのではないだろうか。 本種の貯水機能は抜群に高く、一見薄っぺらい貯水葉もコア周辺は相当な分厚さである。
この個体はコア部で私の親指位の分厚い貯水葉をしており潅水すると真夏でも一ヶ月以上保水している。
夏季に潅水すると貯水葉に貯えた水分がお湯になり貯水葉の組織を壊死させてしまうので、夏季は大量の潅水を控えなければならない。
この水加減が難しく、コツを掴まないと美しい草姿に仕立てる事が出来ない。
では日本よりうんと南下した原産地ではどうなのか? この個体の原産地チャンタブリという処は一年を通して平均気温が上30℃、下25℃であり、一番暑い5月の最高気温でも35℃を超える事は無い。
樹冠の風通しの良い場所に着生し一年中30℃の暖かい気温の下では伸び伸びと育つのであろうか。 
とにかく日本は寒暖の差が大き過ぎる。 なんせ夏は原産地より暑いんだから=3=3=3 
通年日照が当る温室で管理する他、本種を美しく維持する事は叶わない。 私には無理なんだと痛切に想う。
原産地より暑い日本の夏をなんとか乗り切り、秋にグングン成長しても冬の4ヶ月間は全く陽が入らないので
せっかく伸びた草体がボロボロに痛んでしまうのである・・・・・
こうなったら田舎に土地を買って通年陽があたる場所に引越しだ!
 
 
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 2013年 9月14日 今日 O太♪は寝起きで目蓋が腫れてるねゑ~
 
右側のネストは完全に伸び切っていないがこのままミスしなければ綺麗な扇形になり見事な【王冠】を魅せてくれるか!? 12月までに1対の実葉も伸び切ってくれたら完成形なのだが間に合うかなぁ・・・・・
12月を越えると日照が無くなるので成長途中のまま植物体は沈黙してしまう・・・・・
不安と期待で一杯!
 
 
 
 
我が家の鬼っ仔♪
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末っ子のP-仔♪
3日後に2歳になるのだが、本当になれるのか?
長女のチーコ♪やO太♪が遊んでる玩具を暴力で奪い取る。
力が強く本気で引掻いたり咬み付いたりするので誰も逆らえない。
O太♪なんかP-仔♪に背中を咬み付かれて大怪我をした。 多分あの咬み傷は一生残る・・・・・
先日までは妻が1番、自分が2番、3番は私。 チーコ♪とO太♪は格下の番外だったが
最近は順位が変ったらしく私が1番、妻が3番手となった様だ。
『ぱぱ・だーぃしゅちっ』
『まま・んーこっ(ウンコ)』
と云うのが口癖。 お~よちよちよち♪
 
PS:右の変顔しているP-仔♪の右横に心霊写真みたいなのが写っているが
これはO太♪である。