家 族 で 京 都 府 立 植 物 園 に 行 っ た ♪
新年度を向かえたと想ったら、あっと云う間にもう5月も末にさしかかっていた。
電気工事は建築物に付随する設備なので、新年度着工の物件では地中梁を終え建物が上棟する6月頃まで電気屋は基本的に暇の様だ。 私の仲間の同業者はみんな暇だと泣いている。
私は建築会社と取引していないので忙しいが全てが後手後手で要領が悪すぎる。 休みも無く働いて働いて、資金ショートに喘いで・・・・・ しかしお陰様で充分な利益も上がり、また資金面の体力も回復出来た。
見積もりはワクワクしながらしているし請求書を上げる時は想わず口元が緩んでしまう。 仕事がとても愉しい。
しかし最近、私の様子がおかしかった。 休みが無く家族との触れ合いも乏しく自分の時間も無い。
常に気分が落ちていて食欲も無く疲れも取れなかった。
何か刺激が欲しい! 家族と出掛けたい! と云う気持ちが高まり爆発しそうであった。
そんなところなので休みを取り家族を連れて京都府立植物園に出掛ける事にした。
当日は生憎の大雨。 観覧温室は熱帯高山室等が工事中で一部閉鎖していたが構わなかった。
とにかく母と家族で出掛けるだけでウキウキでした。 愉しかった。
Strongylodon macrobotry
云わずと知れたヒスイカズラ。 フィリピンのルソン島、ミンドロ島の熱帯雨林帯の限られた場所にのみ自生する
とても美しい蔓植物。 今回はこのヒスイカズラを見る事を愉しみにしていた。
何時かは栽培したい植物の一つであるが未だ入手の機会が無い。 本種の苗は比較的安く簡単に入手も出来るが草体の大きさを考えるとなかなか手が出ない。 本種は茎がガッシリし株が充実しないと開花しない。
聞く話では小さな苗も上手く作れば3~4年で開花すると云うが、100mほど伸ばさないと株が充実しないと云う。
流石に手が出ない。
ヒスイカズラの花。 何て美しい色なのだ! 時間を忘れて見入ってしまった。
今回初めて知ってしまったが、カメラのファインダーを覗くと被写体の色と全く違うではないか!
被写体を目視する上では正しく翡翠の如き濃厚な美しさであるのにファインダーで覗くと勝手にマゼンダが入り紫っぽく、しかもコントラストが失われてしまう。 私は何度も被写体とカメラのファインダーを覗き比べて頭が???になってしまった。 恐らくカメラが任意で自動レベル補正しているのであろう。 どうりでウツボカズラの写真をとっても可笑しな色彩になる筈だ。 本当はマニュアルで撮影すれば良いのだろうが心的余裕が無いので諦めるしかないか・・・
Platycerium wandae
立派な草姿。 素晴らしい! 遠くに掛けられているのを妻が発見して教えてくれた。
最初見た時、P.wandae だ!と想ったが、よく見ると胞子嚢群と実葉の形状が微妙・・・
実葉を見ると P.grande かとも想ったが観た感じは P.wandae に見える・・・・・
やはり私もまだまだ目利きが出来ない。 私の師匠である浅井氏なら直に判るんだろうが・・・・・
今回の一番のお目当ては京都府立植物園の立派なビカクシダ群であったが残念な事にどこにも見当たらなかった=3=3=3 この個体と別に P.superbum を見つけたが管理不足でボロボロであった・・・・・ 水が多過ぎるのではないか? こんなものをよく展示しているなぁと悲しくなった。 これだけの環境と整った設備があるのに・・・・・
次回は東山のビカクシダを観に行く事にしよう。
チビたちと一緒に♪
管理不足で草体の傷みが目立ったが、立派なヘリコニアやアンスリウム、シダ類等巨大な植物群に圧倒された。
こんなものはやはり植物園に来ないと見る事が叶わない。
所々にウツボカズラも展示されていて、チーコ♪が『 パパのうつのかずら! 』と叫んでいた。 可愛いねゑ♪
そういえば工事中である熱帯高山室の完成に向けてスタッフが N.lowii や N.rajah 等のボルネオ原産高山性原種の大きな株を展示品として探していると聞いた。
しかし値段を知って驚いた様である。 100万円あれば N.edwardsiana を始め殆どのボルネオ高山性原種の詰め合わせが手に入ると想っていたらしい。 う~ん・・・・・
当方栽培品のウツボカズラも某氏が斡旋してくれている様だが・・・・・・
やはり設備の予算は下りても生体の予算は下りないんだなぁ。
例え大株を入手出来ても維持は難しい様に想える。 植物に精通しているスタッフと云えども癖のある植物の維持はマニアに敵わない。 標本にある N.merrilliana を N.northiana と説明しているのを見て不安になった。
Aristolochia salvadorensis みんなが【ダースベーダー】と呼ぶ奇花である。
エルサドバドル等の中央アメリカに分布するウマノスズクサ科の低木性アリストロキア。 本種は A.arborea のシノニムとされていて下位分類はされていない様だ。
このアリストロキア群を見るのも愉しみにしていた。 しかし蔓性のアリストロキアはどれも開花しておらず、 低木性のアリストロキア群も A.arborea は一輪も開花していなかったし、A.tricaudata に至っては朽ち果てていた・・・・・
ビカクシダに続きアリストロキアの不作加減にとても落胆したが、本種だけが1輪だけ花を咲かせていた!
本種は地際に花を咲かせるので、私は地べたを這って食い入る様に観察した。
本種は京都府立植物園の目玉の一つで、国内開花例2番目の快挙だかなんだかだそうだ。
しかし、単に流通していないから育てる人が居ないだけで育てりゃ誰でもと開花出来るレベルでは・・・・・
と、捻くれた考えが余技ってしまう・・・・・
なんせ管理が杜撰過ぎる=3=3=3
Aristolochia salvadorensis の植物体
この植物体で1m20cmほどの高さ、主幹の太さは直径4cmほどであった。 家も本種を栽培しているが未だ3年目の小さな苗。 ステムはまだ直径1cmほど。 何年後に開花サイズに育つのかなぁ。
軒下で大雨を凌ぐP-仔♪ 『 ぷあ・ぷあっ 』
今回は満足行くものが見れなかったけど、凄く愉しかった。 また熱帯高山室が完成して中身が充実したら観にきます。
~ For Recreation ~
SlipKnoT - Wait and Bleed / 1st Album "SlipKnoT"
目茶目茶に痺れるグルーヴ!
メンバーのヘッドバンギングが凄まじい!
でもこんなの聴いたら誰でもこうなるね!
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