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Platycerium vassei #1.( Platycerium alcicorne var.Madagascar )
 
 今日から今月いっぱい夜間工事に入る。 
当分は朝晩逆のドラキュラ生活が続くが、家は日中、子供達が暴れまわっているので寝不足が続きそうだ。
 3月に入り太陽の角度が変わってきたので漸く温室に僅かながら陽がさす様になってきた。
冬の間は日照不足と低温に凍て付き、葉を傷めて成長を止めてしまった植物達が一気に成長を開始しするのももう少しの我慢だ。 5月に入り成長が爆発するのが愉しみだ。
 
 さて今回は P.vassei の栽培記録を初めて記す事にする。
P.vassei  P.alcicorne のシノニムであるが明確な表記が無いので困っている。 
P.alcicorne はゴンドワナ大陸分裂後、アフリカ大陸とマダガスカル島でそれぞれ独自の進化を遂げた。
ウェブで海外のサイトを調べると大陸産のものを挿して P.vassei と説明されている場合が多いが、
画像検索するとマダガスカル産のものを挿して P.vassei とされている。  またアフリカ産およびマダガスカル産の中の細葉のものを P.vassei とする説明もあった。 一体どっちがどうなのか、ビカクシダに関してはアカデミックな文献が極めて乏しく調べても真実に辿り着く事が困難である。 
しかし国内でビカクシダの分類や品種、由来を追求され熟知されている浅井氏に習って、
私はマダガスカル産の P.alcicorne  P.vassei と している。
 
 
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とても小さな苗であったが艶やかで元気一杯の草体であった。 氏には随分とお世話になった。
 
 
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 2010年10月11日
家に来てから約1年と7ヶ月後、漸くマダガスカル産のアルシコルネらしい靴ベラの様な胞子葉を出してくれた。
私の栽培技術が未熟なせいでもあるが、本種は他種に比べて居様に成長が遅い様に想える。
貯水葉は一年に2枚しか展開しない。
 
 
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 2011年6月19日
マダガスカル産の特質である、貯水葉上部のワッフル・テクスチャが遂に出来た!
しかし家に来てから2年と3ヶ月経つがあまり大きくなった気がしない。 
一時期面白く無くなってしまった時期があるので杜撰な管理で根腐れさせてしまったのも原因の一つ。
この後はまた栽培モチベーションが下がってしまいかなりアバウトな水管理をしてしまい、また根腐れさせてしまった。 去年の初秋にミズゴケを殆ど抜き取りマウントするヘゴ板のマテリアルを良いものに取り替えた。
 本種は P.bifurcatum と似ているが性質が全く異なっており高温と水を好む。 乾燥に耐性が無くリゾームが乾いてしまうと即ドライアウトする様であるが、逆にリゾームが常に濡れている様な状態だと直に根腐れする。
この水加減が難しく私の様な初心者にとっては難しい原種である。
 
 
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 2013年3月4日現在 
家に来てまる4年を過ぎようとしているが、過去2年半は成長させてやれなかった。 去年から肥料を使い出したので今年も肥料をたくさんあげて大きく作り込んでみたい。
ビカクシダはウツボカズラに比べると維持する事がとても簡単な植物であるが、種によって形質の幅がとても広く
特に水加減が難しいと感じている。 
ウツボカズラは原産地の平均の環境を作り出す事が出来れば自動制御で殆どのものが簡単に育ってしまうが
ビカクシダは種毎に水加減を合わせて手潅水してやらないと上手く作る事が出来ないのである。
当方では自動制御でウツボカズラを育成しているので、最近はウツボカズラ栽培が簡単過ぎて面白く無くなってきた。 逆にビカクシダ熱が再燃してきているので今年はビカクシダを充分作り込めたら良いなと想う。
ビカクシダ作りに勤しむ充分な時間を作れるかどうかが問題であるが。
 
 
   追 記 : P.vassei の由来について広島の小林氏から情報を戴きました。
 『 P.vasseiですが、個人的な見解を少し。。。
P.alcicorne ver. madagascarP.vasseiという考えは変わらないのですが、P.alcicorne ver.Africaが後に発見されたから、P.vasseiからP.alcicorneのver違いで分類したのではないかと思います。
現に、Charles Alford氏のHPには、P.alcicorneP.bifurcatum cultiver cv.Netherlandsとの別名があるとも書いてあります。
という事は、アフリカverよりマダガスカルverの方が先に発見されていて、早く流通していたと考えられます。
P.vassei ( = alcicorne madagascar = bifurcatum cv.Netherlands) ⇒ ver.africa発見 ⇒ vasseiからalcironeに名義変更、ver違いに分類されたという流れかと・・・・・・   少し無理やりな感じがしますが。
日本で混同しているのは、アルシコルネが輸入した際に昔の呼び名で入ったからかと推測。
この辺りはホントに憶測でしかないので、信頼性に欠けますが。。。 』
 
 以下は Charles Alford の原文 
Platycerium alcicorne is from Africa and Madagascar. The mainland form and the Madagascan form are quite different, with the African generally much larger, and somewhat easier to grow.
Many plants are incorrectly sold as P. alcicorne, or P. 'Alcicorne'. This is another name for a P. bifurcatum cultivar, Cv. Netherlands. I believe this is the most common staghorn in the U.S.

The African form, above, formerly known as P. vassei, is a very nice staghorn. As the photo illustrates, the fertile fronds are erect, and look much like antlers. One interesting characteristic of this species is that the shield fronds begin as a beautiful, bright green, then turn chestnut shortly after maturing. This is an adaptable, easy platycerium. A good choice for growing outdoors in south Florida.

http://www.rareferns.com/Platycerium%20alcicorne%20mad%201_small.jpghttp://www.rareferns.com/Platycerium%20alcicorne%20Mad4_small.jpg

The photos above illustrate the form of P. alcicorne from Madagascar, and show the arrangement of the spore patches. The color is gray-green, more like the close up of the fertile frond.

 
小林さん、 貴重な情報をありがとうございました!
もし Platycerium vassei について明確な事を知っておられる方はご一報下さい。 
 
 
 
 
★O太♪おたんじょうびおめでとう★
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4才になったね♪
 
 
 
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いつもポーカーフェイスで何を考えているのか判らないO太♪
自分の気持ちを押し殺して直に暴力に走ってしまう。
先日はお姉ちゃんの顔に深い引掻き傷を作ってしまったね。
初めて私におもいっきり頬を打たれてショックで大泣きしたね。
段々と素直になって自分の気持ちを表に出せる様になると良いね!
がんばれ!
 
 
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O太♪はパパが大好き。
私の傍から離れようとしない。 とても可愛いね♪
 
 
 
 
ひ な ま つ り ♪
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チーコ♪はやっぱり女の子
雛祭りが大好きなんだね。 凄く嬉しそうだった。
今年もママの手作りお雛様おにぎり良かったね♪
 
 
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今年も妻がお雛様のおにぎりを作ったYO~♪
 
 
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P-仔♪は未だ立って歩かない=3=3=3
万年赤ちゃん、お~よちよちよち・・・♪
歩けないくせに凄く気が短くて直に切れるねゑ=3=3=3