寒いですね~。。。
私の処のワーディアン温室は屋外に設置してあります。
年末年始が忙しかったのと、寒さで温室をゆっくり覗くのが億劫になっていたので
ネペンテス温室は殆んど放置プレー状態でした~。

 本日は夕方に少し時間が取れたので、久々にブログにUpするネペンテスの撮影でもしようと
植物をじっくり観察してみると......。
高山性ネペンテス用の2号温室にコナダニの発生を確認しました。
此れは完全に管理ミスです~~~(泣)。


 見てください此の褐色に縮れた葉を.....
イメージ 1
 N.mira / B.E
コナダニの害で痛んだ葉から健気にも次の葉を出してます(泪)。

イメージ 2
 N.ventricosa×(talangensis×carunculata) / E.P
全体的に縮れてます。根元から出ている脇芽も茶色くクネクネになってます。

イメージ 3
 N.spectabilis / JIPS
葉が縮れ、頂芽が完全に枯れてしまっています。

イメージ 4
イメージ 5
 上 N.sibuyanensis 、下 N.ventricosa / 共に山田食虫植物農園
N.sibuyanensisは去年の11月に温室を整理した時に見たまま。成長が止まってます!
N.ventricosaは折角出来た袋が褐色に縮れて無残な姿に.....。

 コナダニは温度25℃前後、湿度80%前後の環境を好み増殖します。
駆除するには30℃以上の高温と乾燥、ツマリ炎天下に晒すと死滅しますが、
ネペンテスにその方法を施す事は出来ません。

 薬品によるコナダニの駆除を執行します。
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 使用するのは「オルトランDK粒剤」と「コロマイト乳剤」。
「オルトランDK粒剤」はそれぞれネペンテスの用土の上にばら撒きます。
「コロマイト乳剤」は原液を希釈倍数2,500倍に薄めて
ネペンテスの植物体全体に散布します。
薬品散布は30℃以上の高温、直射日光下では植物体に薬害が起こるので、
春、秋の朝か夕方に薬品散布するようにします。

 コナダニは肉眼で確認し辛く、私の様な例になって初めて気づく事が多いです。
私の場合は放置し過ぎですが....。
此の様にならない為にも、やはり春と秋の予防は大切ですね!

 去年の夏の温室50℃事件に続き、今回のコナダニ被害。
私の高山性ネペンテスは私の管理ミスで甚大な被害です(泣)。